自担のはなし

少年コレクションを読んで触発されたので、自担についてちょっと書いてみたい、書いて整理してみたいと思います。

私はかわいくんを担当にする5月まで、自担という存在をつくらないでジャニオタをやっていました。青春アミーゴのPV目当てで見た音楽番組で流れたWISHのPVによって瞬く間に嵐を好きになってしまった2005年の11月以来なので、7年半ほど自担不在のままだったということになります。ですが、一番好きな人はいました。相葉くんです。

嵐を好きになった頃、相葉くんは一番惹かれない人でした。顔も別にイケメンじゃないし、歌もダンスも上手くないし、わりと気に留めない存在でした。それがころっと覆ったのが、あの頃深夜にやっていたGの嵐です。確かAの嵐で天才と紙一重が、証明写真機で集合写真は撮れるか?とかの実験をやっていた回だったと思います。今調べたら2005年12月14日の回でした。無邪気に独特の声を響かせながら実験をする姿を見て、こんな可愛い人がいるものかと思ったものです。その後に相葉すごろくやまごまご嵐(しかも相葉大野の素晴らしくかわいいお豆腐屋の回)で相葉くんメインのものを見続けたのもだいぶ後押しになりました。

それからというものの、何を見てもとりあえず相葉くん、相葉くんが一番かわいい、相葉くんが一番好き!と言うジャニオタ人生が始まりました。全然興味が湧かなかった顔もかわいくて格好良くて仕方がなかったし、一人だけ明らかにあの時代*1の人には見えなかったあの完璧過ぎるスタイルも、長い足を持て余して踊るダンスも、声も、実は根暗なところも、こっからここまで大好きだよ♡ってブロックごとにやるファンサも、人が好きで嫌いな人がいないってパッと言えちゃうようなとこも、一番いらない感情は嫉妬って言うとこも、下ネタ大好きなところも、大好きでした、というか今だって大好きです。書ききれないのでだいぶ割愛しましたが、相葉くんの好きなところは本当にたくさんあります。

ここまで書くと、相葉担なんじゃないの?って気がしますが、相葉くんは自担ではありません。相葉くんが一番好きで一番かわいくて、うちわだって相葉くんを買うし、コンサートには緑のものを取り入れて行ったりもします。それでも相葉くんは自担ではありませんでした。

相葉くんは、私の中で神様みたいなものでした。

どうして相葉くんを神様にしてしまったのかというと、二宮くんの存在があります。私は相葉くんが好きなので、当然、かどうかはわかりませんが、相葉担トップと言われる二宮くんには時には共感したり、羨ましく思ったり、悔しくなったりしていました。そのうち、心のうちがわに二宮くんを飼うようになり、だんだんと相葉くんを二宮フィルターを通して見るようになりました。二宮くんの巧妙なテクニックにより、「二宮の中の相葉像」が私の中に形成されていきました。二宮くんには多分そんな意図は無いので、勝手な話ですけど。二宮くんが12月24日をクリスマスイブなんかではなく相葉くんの誕生日だと言うならクリスマスイブは消滅しました。二宮くんが相葉くんを「なんかある種の神様、妖精みたいなもんだと思う。」と言うなら、相葉くんは神様になりました。2008年の相葉くんのソロ曲で、相葉くんは「めぐりめぐる星を今両手に集めて」「すべてを愛してHello Goodbye」と歌います。あの笑顔で、きらきら輝きながら。もう、神様そのものでした。

私の中で自担というのは、一番近いところに置きたい人、だと思っているんですけど。担当に置くほど近い存在でなくてよかったんです、相葉くんは。遠くから見られればそれでよかった。相葉くんから振りまかれるきらきらに少し触れる程度でよかった。相葉くんは、そういう存在の人でした。

2010年くらいからは森田の剛君にも心惹かれ、狂ったように官尾を聞いたり、2011年にはエイトにもおかしいほどハマったりしました。渋谷すばるくんが好きでした。でも、どの人たちも担当にはしませんでした。

そんな自担不在のままきた私に、革命が起こりました。2013年4月29日のことです。

次の記事につづきます。