コインロッカー・ベイビーズ

あれからだいたい1年です。ルードウィヒの発表から、1年。
またふたりで舞台をやるそうです。ウッカリこの情報が夜中に耳に入って来たとき、私は涙と震えと冷えと汗が止まらなくて、真偽もわからないものでこんな惑わされるなんて…と思いながら、飛んだ眠気を思い出しながら、朝を迎えました。本当だそうです。またふたりで舞台をやるそうです。おめでとう。ありがとう。ルードウィヒを経て、またふたりのターニングポイントに立ち会うことが出来るのかと思うとうれしくてたまらないです。ふたりでお仕事(小さかろうが大きかろうが)何かあるんだろうな、とは思ってましたがあたらしい舞台をやる、というのは想像してなかったです。W主演だって。すごいね。めでたいねえ。でも、多分夜中に泣いたのは、うれしさだけじゃなくて、2014年の冬を思い返して、なんだかさみしくなってしまったから。さみしさを感じる必要なんてないんだけど、どうしようもなくあの冬がわたしにとって大切でこれからも背負って行きたいものだから、「あたらしいもの」をやる、というのがちょっとだけさみしかったのです。こういうとき嵐の「できるだけ」が頭のなかに流れます。関係の変化を求めてるはずなのに変わらないものがほしくてたまらない。よい機会を与えられたんだろうということで、去年のことを自分の中で整理していけたらなあと思います。全然まだ整理できてないよ。考えるだけで情緒不安定なかんじに泣くので、2016年6月までにどうにかできるのか不安で仕方ないです。実はまだファウチャン(2014も2015も)もいるし。河合担になって勝手に背負ってしまったものが多すぎる。

そんなわけでコインロッカー・ベイビーズですが、一応読了しました。読んだ感じではキクが好きでした。ところどころ春に見た「マーキュリー・ファー」を思い出しつつ、こんなつらいのを二人がやるのか…と今から6月がこわいです。舞台期間中のふたりの精神状態を案じてしまう。今度はたぶん死なないけどたぶんまた殺すし。ふたりの役どころの関係の点でも、ルードウィヒは基本的には師弟関係で今までのはしふみの総括という感じがあったけど、コインロッカー・ベイビーズは兄弟のような関係といいつつこれまでのふたりの関係のイメージとは違いすぎて、始まってもないのにこの舞台を終えたふたりがどうなるのかめちゃくちゃ楽しみです。