深澤と私

えびを好きになってから、たくさんのジュニアとふれあってきた。物理的な話ではなく。いろんなジュニアを知ることができた。うっかり楽器隊を担当にしてみたり、ジュニアのうちわを持ってみたり、グループを推してみたら自担がやめたりまあなんかいろいろあった。ジュニア自体のつくりもなんだか変わってきていて、少し前の少クラを見返しただけでも今と全然違うことに驚いた。4ユニと言われるユニットたちも、ちょっと前まではすのトラしかなかったんだよな。いろいろあった約5年だなと思う。
その5年の中で私は一貫して変わらないことが一つあった。深澤を敵視すること、だ。敵視とはという感じだけど、かわい担あるあるだと思っている。少なくとも私の周りのかわい担は深澤を敵視している。ジャニーズジュニアというかわいくんと近い立ち位置に付きながら、おたくである私たちに向かってかわい担の深澤として煽ってきがちな深澤を、敵視していた。かわいくんが深澤のことめっちゃ好きなのもなんだか気に入らなかった。
そんな私には油断が少しだけあって、それは「まあ、snowmanにいる深澤はかわいいけど…」という気持ちだった。今考えるとめちゃくちゃ壮大なフラグたてである。かわい担の私から見た深澤のことがめちゃくちゃ気に入らなかったというだけで、別にsnowmanの深澤のことは、嫌いでもなんでもなかった。でもすのの現場に行くこともないし、すの出ててえびも出てたらえび見るし、深澤のことは、かわいくんの口から出るエピソードか、深澤からのかわいくんエピソードくらいでしか知ることがなかったので、敵視期間は長く続いた。
が、2017年の夏からすのの現場に行くことが増えた。キントレ、湾岸と気付いたらすの担になっていた中学からの友達に連れられて赴いていた。なべちゃんとあべくんの顔が好きなので、だいたいその二人を見ていた。はずなのに、深澤が、アイドルとしての信頼度が高すぎることにこの夏気づいてしまった。めちゃくちゃ優しい。この人、おたくに対してめちゃくちゃ優しいじゃん…。深澤、いいところあるじゃん。眠っていた私の油断が覚めつつあったところに、横アリすの単独というビッグイベントが降り掛かってきた。なんでだか私はふっかうちわをつくり、現場に赴いてしまった。えっ深澤ソロめちゃくちゃかっこいいやんけ…。こんな深澤は見たことがなかった。メンバーを従えながらこんなかっこよく歌える人なのか深澤って…びっくりした。あとからレポを見たら、ためてためてためて、のかっこいいソロだったらしい。そんなところ、かわいくんに似ちゃうのかよ。そうかよ。次の日の合同では深澤の写真を購入し、あべくんの手紙を代読するふっかちゃん声がキュートじゃんなどと思ってしまった。私、深澤のことが好きです。ちょっとなんだかよくわからないけど、深澤のことたぶんすごく好きだと思う。最後の反抗でうちわを買わなかったこといまめちゃくちゃ後悔してるくらいには、好きです。かわい担として見たらむかつくことは多々あるが、深澤がかわいい私から見ると二人の交流はなんだか愛おしいものがあるな、と思うに至った。
何が起こるかわからないのが人生だな、と今めちゃくちゃ思っている。とりあえずZZLの僕の心を燃やして〜のふっかちゃんマジきゃわわだし会見舞台裏の深澤死ぬほどかっこいいので、よろしくお願いします。